西野亮廣エンタメ研究所|アイツは凄い!自慢の後輩:キーワード起こし
キングコング(キンコン)西野さんの『西野亮廣エンタメ研究所』
アイツは凄い!キンコン西野の自慢の後輩
について、勉強や検索しやすくするためのキーワード起こし記事です。
こんな人にオススメの動画です。
本編はこちらをご視聴ください
パリのエッフェル塔で行った個展の制作の裏側を追ったメイキングムービーは
インターン生の、オダッチが作ったもの。
冷静にみてクオリティはまだまだ。
一応ぼくは、それなりに厳しい世界で20年近く生きていて、結果を出せず夢半ばで辞めていった連中を山ほどみてきている。
彼らの叶えらることができなかった思いも背負っている、
今現在、一緒に仕事をしているスタッフさん達の信用・ブランドの問題もあるので
軽々しくこの映像が最高だとは言えない。
まだまだ、話にならないです。
事実、オダッチから最初に動画が送られたときは本当にひどくて、ズッコケた。
撮った映像を雰囲気で繋いだだけで、
そこには視聴者の感情はデザインされていなかったし、映像や音の切り替わりのタッチがむちゃくちゃ乱暴で、、
こいつは車の運転もセックスも下手なんだろうなという感想を持ちました。
セックスが下手というのは、要は一方通行の表現をするひと。
映像作品を受けて、そうじゃないよとか
ここはこうして、ここはこうした方が良いと思うよという指示を伝えたら
そこだけをそのとおりに直してくる。
A→A´をしなきゃいけないなら、
B→B´にしなきゃいけないんだろうなみたいなことを全く組み取らない。
エッフェル塔での古典が話題になっている、アツいうちにこの動画を発表するはずだったのに、
いつまで経ってもできなくて、
結果5ヶ月もかかっちゃった。
もはや今出しても、何の広告効果もなく、ただの記録映像。
5ヶ月待っただけのクオリティでもない。
本当に容量が悪くて不器用なやつだなとおもった。
でもですね、このオダッチが素晴らしかったのは腐らなかった
5ヶ月の間、腐るタイミングは何度もあったはず、実際に腐りかけたはず。
同期や後輩がブイブイと成果を出す中で、
自分だけがいつまで経っても期待に応えられない状況で、
逃げ出したくもなっただろうなと思いました。
オダッチから送られてきた映像をみて
なんだよコレって何回も思いましたけれども
これどう伝えたらオダッチに伝わるんだろう
前こういう風に伝えて伝わらなかったな、じゃあこの角度から言ってみたら伝わるんだろうか
っていうことをずっと頭抱えて、提案し続けた
5ヶ月間も。
こんなやつの代わりをAIやロボットにできるわけがない。
AIやロボットは要領いいし、優秀だし、仕事を減らしてくれる。
オダッチと仕事すると、仕事増える。
だけれども、
どうやったらオダッチに伝わるかなとか、こうしてみたら良いんじゃないかなということを、僕らに思わせた。
それって今の時代、本当に素晴らしい才能だと思います。
僕らが応援を辞めなかったのは
オダッチが何があっても腐らなかったからだと思います。